友だちに「りんちゃんの弟は、障がいしゃなの?」と言われたんだけど、『しょうがい』ってなんなんだろう?
“しょうがい”ってなに?
学校のともだちと家族の話になったとき、「りんちゃんの弟は障がいしゃなの?」と言われたんだ。
なんて答えたらよいかわからなかったんだけど、『しょうがい』ってなに?
弟にとっての『しょうがい』ってなんだろうね?
『しょうがい』ってなんだろうね?
きっと大人でも答えるのがむずかしいんじゃないかな。
では、りんちゃん。下の絵は、弟さんがお店に入りたいけど入れずに困っている絵だけど、どうしたら入れるようになると思う?
なにが入れない理由になっているのかな?
歩けないこと?いや、お店の前に階段があること?
うんうん、弟さんにとっては、『階段があることでお店に入れないこと』=『しょうがい』になっているよね。階段をスロープにしたら、弟さんはお店に入れるね。
「弟さんが感じる困りごと=『しょうがい』」は、まわりの工夫によって小さくなることもあると思うんだ。
世の中には、自分とは違うとくちょうがある人がたくさんいるね。自分とは違うとくちょうのある人を「しょうがい」とするのではなく、その人の「困りごと」を「しょうがい」と見てみると、一緒に気持ちよく過ごせるための工夫が見つかりそうだね。
友だちに話すとき
ぼくの弟は、自閉症(じへいしょう)があって、もちろんともだちは、そのとくちょうを知らなかったから、大きい声をだした時は、いつもふしぎな顔をしてたな。ぼくもそれを見てはずかしい気持ちにもなった。
だけど、「弟は、生まれつき『自閉症(じへいしょう)』という『しょうがい』があって、腹がたっても、それをどう伝えていいかわからないことがあること、どうしていいかわからなくて混乱することがあるけど、イジワルをしているわけではないこと」を話したんだ。
ちゃんと伝わったかどうかはわからないけど、弟のとくちょうをわかろうとしてくれるようになったよ。
うまく話せそうにないと思ったときは、親や弟をサポートしてくれているまわりの人に聞いてみるのも良いかもしれないね。
しぶりんより
しぶりんは目が見えづらくて、コンタクトレンズを付けているんだけど、もし付けていなかったら、いろんなものが全然見えていなかったなあ。ぼくにとっての目が見えづらいという障がいは、コンタクトレンズのおかげで解決されたよ。ありがとう、コンタクトレンズ……