てんかんってなんだろう?

てんかんってなに?

しぶ博士

てんかんは、体が急に思いどおりに動かなくなったり、意識がぼんやりしてしまったりする病気だよ。

脳の中には神経という信号の通り道が沢山あって、身体を動かしたり、考えを伝えるための情報を伝えているんだ。でも、てんかんがあると、信号がうまく伝わらなくなったり、一気に伝わったりバランスが崩れてしまうことがあるんだ。

そして、短い時間だけ「てんかん発作」という状態が起こるんだよ。

てんかんがある人の特徴

てんかんにはいろいろな発作のタイプがあって、人によって少しずつちがうんだ。例えば、このような特徴があるよ。

けいれんを起こす

しぶ博士

体の筋肉が急にピクピク動いたり、全身がガクガク動くことがあるよ。これは脳が「急に体を動かして!」とまちがった信号を出してしまうからなんだ。

ぼんやりする・反応がなくなる 

しぶ博士

いきなり意識がぼんやりして、話しかけても反応しなかったり、目をじっと一点だけ見つめるようになったりすることもあるよ。このときは脳がしっかり働いていないから、短い間だけ自分でコントロールできないんだ。

いろんな発作のタイプ

しぶ博士

発作はとても短い時間(数秒から数分)で終わることが多いよ。人によって、どの部分の脳で発作が起きるかによって体の動きや様子がちがってくるんだ。

てんかんの子をサポートする方法

すぐに大人を呼ぶ

しぶ博士

発作中は、無理に動かしたりしないで、すぐに近くの大人を呼ぼうね。体を押さえたりすると逆に危険だから、ただ安全な場所にいるように見守ることが大切だよ。

頭を守る  

しぶ博士

もし発作で転んでしまいそうなら、クッションやタオルを頭の下に敷いて、頭がケガしないようにするといいよ。

周りの障害物を避ける    

しぶ博士

急な変化や難しいことにぶつかると、どうしていいかわからなくなることがあるよ。そんなときは、ゆっくり話しかけて、どうすればいいか伝えてあげることが大切だよ。たとえば、ゲームで負けたときや、何かに困っているときに、優しく声をかけて手を貸してあげると安心するかもしれないね。