二日月
小学校中学年~高学年向け
作:いとう みく
絵:丸山 ゆき
待ちに待ってお姉ちゃんになれた杏。でもなんだかちょっと妹の様子がおかしい。障がいがある妹との生活の中で、「障がいを持って生まれるとはどういうことか」「共に生きるとはどういうことか」という難しい問題に、とまどい、傷つきながらも一生懸命答えを探していく少女のお話です。
お医者さんの「かわいそう」という言葉、自分のクラスのお友達とのギャップ、そして何より大好きな妹のはずなのに、恥ずかしく感じてしまう自分自身に気づいたとき、もやもやするのは自分だけじゃないんだと感じられるかもしれません。
2016年の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書にもなりました。 病気や障がいがある兄弟姉妹がいる人は共感するところがあるかもしれません。先生たちにもおすすめの一冊です。